宝山寺の見どころは?生駒聖天の本堂と聖天堂、般若窟と多宝塔、獅子閣の11月21日からの特別公開、ケーブルでの行き方まで6つの要点

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奈良県生駒市の宝山寺は、「生駒の聖天さん」と呼ばれて親しまれている歓喜天のお寺です。生駒山の中腹に本堂や聖天堂、多宝塔などのお堂が並び、ケーブルカーで訪ねる山のお寺としても知られています。

ここでは、奈良県の観光ページ「ますます訪ねたくなる奈良」の宝山寺ルートや、奈良県観光公式サイトの特別公開の案内、近鉄生駒ケーブルの案内をもとに、境内の見どころと2026年11月の獅子閣特別公開、行き方を順番に紹介します。

目次

宝山寺はどんなお寺?

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まずは、宝山寺がどのようにして開かれたお寺なのかと、拝観時間や拝観料などの基本を確認しておきましょう。毎月の縁日や年間の行事も知っておくと、訪ねる日を決めやすくなります。

湛海律師が開いた生駒の聖天さん

奈良県のコラム「宝山寺の歴史と中興開山 湛海律師」では、生駒山は役行者が655年に開いたとされる修行の道場で、弘法大師もこの地で修行したという伝承があると紹介されています。当時は都史陀山大聖無動寺という名前で、のちに湛海律師が再興しました。

湛海律師は寛永6年(1629年)に伊勢で生まれ、江戸の永代寺に入ってから歓喜天に対する修法にすぐれた僧として知られるようになります。京都に歓喜院を建てて独立したあと、真の仏法を求めて修行の場を探し、延宝6年(1678年)10月10日に数人の弟子とともに生駒山へ入りました。翌年には郡山藩の家老や村人の協力で五間四方の仮本堂を建て、念願の八万枚護摩を行ったと伝わっています。

寺は最初「大聖無動寺」と号していましたが、湛海律師が聖天(大聖歓喜天)を山の鎮守として仰ぎ、約10年で伽藍が完成したときに「宝山寺」へと名前を改めました。湛海律師は仏像彫刻や仏画の制作にもすぐれ、本堂の本尊をはじめ多くの作品を今に残しています。祈祷の評判は当時の有力者にも届き、宝山寺は「生駒さん」「生駒の聖天さん」として、現世利益を願う人々が集まるお寺になりました。

奈良県観光公式サイトの獅子閣特別公開の案内でも、宝山寺は延宝6年(1678年)に宝山湛海が不動明王を祀って創建したお寺として紹介されています。山の中腹にある境内には、本堂や聖天堂、多宝塔などのお堂が甍を連ねる眺めが広がる山のお寺です。

奈良県観光公式サイトの宝山寺の紹介では、宗派は真言律宗で、歓喜天は現世のあらゆる願いをかなえてくれる聖天さまとして親しまれていると書かれています。秘仏の「大聖歓喜自在天」には、商売繁盛のほか夫婦和合や良縁のご利益もあるといいます。授与品として紹介されているのは、二つの花が並んだえんむすび御守や、小さな二人の顔がのぞく良縁守です。

近鉄生駒ケーブルの案内でも、宝山寺は「聖天さん」の名で親しまれ、商売繁盛のご利益で全国に知られるお寺と紹介されています。毎月1日と16日の縁日には、多くの参拝者でにぎわう日です。奈良県の「宝山寺:見どころ1〜3」では、この2日は「歓喜天御縁日」で、商売繁盛などの現世利益を願う人が数多く参拝すると書かれています。宝山寺は商売の神様を祀る日本三大聖天のひとつに数えられるお寺でもあります。初めてなら、縁日のにぎわいを味わうか、落ち着いた平日に歩くかを決めてから出かけてみてください。

拝観時間と拝観料と年間の行事

宝山寺みその公式ホームページにある宝山寺の行事とアクセスのページでは、拝観時間は4月から9月が8時から16時30分、10月から3月が8時から16時までと案内されています。拝観は無料で、境内には時間帯に関係なく入れるそうです。問い合わせ先には宝山寺の電話(0743-73-2006)が載っています。宝山寺は真言律宗の大本山で、本尊は不動明王、鎮守神として歓喜天(聖天)を祀る寺院という位置づけです。

車で訪ねる人のために、無料の駐車場が2か所用意されています。第1駐車場は50台、第2駐車場は250台が止められる広さです。大阪方面からは阪奈道路と信貴生駒スカイラインの宝山寺参詣専用自動車道路線を通り、梅田から約1時間、上六から約40分が目安です。京都方面からは、第二京阪道路の交野北インターまで約30分、そこから国道168号線で約30分かかります。第二阪奈道路を使う場合は、大阪市内から壱分ランプを経由して約45分という案内です。

奈良市観光コンシェルジュの宝山寺のページには、1年を通した行事がまとめられています。1月元旦から15日までの新年特別祈祷会、3月第2日曜日の般若窟柴燈大護摩供、4月1日の大護摩会式、5月1日から10日までの大般若会式が春までの主な行事です。9月の秋分の日には生駒聖天お彼岸万燈会、11月には仏名会があります。

12月1日には生駒聖天厄除大根炊き、12月16日には大鳥居の大注連縄奉納が行われます。大根は聖天さんの好物とされ、厄除大根炊きはお下がりの大根を御神酒で炊き上げ、特製の味噌だれ「宝山寺みそ」で味わう行事です。宝山寺青年会が始めた行事で、聖天さんとの縁をいっそう深めてもらおうという思いがこめられています。

秋分の日の万燈会は、生駒山の中腹にある宝山寺のお彼岸の行事です。当日は16時ごろからろうそくに灯が入り、17時から練行法要が営まれます。入口で厄除けの襷が渡されるので、それをかけてお参りする決まりです。行事の日は混み合うことも考えて、時間に余裕を持って出かけましょう。国指定文化財の客殿「獅子閣」も年に数回一般公開されるので、行事とあわせて公開日もチェックしておくと安心です。

一の鳥居から本堂と聖天堂まで

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ここからは、参道から境内に入って本堂と聖天堂にお参りするまでの見どころを順番に見ていきます。お寺なのに鳥居が建っている理由も知っておくと、歩くのがいっそう楽しくなります。

一の鳥居と惣門と地蔵堂の融通観音

奈良県の「宝山寺:見どころ1〜3」では、灯籠が並ぶ石畳の参道の先に建つ石造りの「一の鳥居」が最初の見どころとして紹介されています。石造りの鳥居としては、国内でも特に背の高いものとして知られています。もとは近鉄生駒駅の近く、参道の入口に建っていましたが、昭和50年代の駅前再開発で今の場所へ移されました。そのため、一の鳥居なのに二の鳥居より本堂に近いという、少し不思議な並びになっています。

お寺に鳥居があるのは、天部の神様を祀っているしるしです。天部の神様は仏教が成立する前のバラモン教の神々で、仏教が広まってからは仏教を守る神として位置づけられました。穢れを嫌う神様なので、参拝者は鳥居をくぐって身を清めてからお参りします。宝山寺では鎮守神として歓喜天が祀られているため、境内の入口に鳥居が建っているわけです。鳥居の大しめ縄は毎年12月16日に新しいものに取り替えられ、新しい年を迎えます。

鳥居をくぐって進むと、薬医門と呼ばれる形の「惣門」があります。真横から見ると、屋根を支える本柱が中心より前にせり出しているのがわかるので、通り過ぎる前に横からも眺めてみてください。

奈良県の「宝山寺:宝山寺周辺」では、生駒ケーブルの「鳥居前駅」という駅名は、開業当初に駅のすぐそばに一の鳥居が建っていたことに由来すると説明されています。移された鳥居は今、惣門の近くに建っているので、ケーブルの駅名と見比べると移築の歴史が伝わってくるはずです。

惣門の正面にある階段の途中には「地蔵堂」が建っています。並んでいるのは、福徳地蔵尊像や融通観音像など6体の石像です。福徳地蔵尊像と融通観音像は宝山寺ができた当初に寄贈されたもので、残りの4体は昭和に入ってからこの場所に置かれました。

融通観音像には、双子のような存在がいると伝えられています。まったく同じ時期に作られたよく似た姿の融通観音像が、奈良市三碓の添御県坐神社にあり、直線距離で約5kmの場所から互いに向き合うように立っているという話です。地蔵堂の融通観音が見つめる先には奈良市のまちが広がっているので、視線の方向を追ってみると、この言い伝えをより身近に感じられます。参道の途中では、鳥居の前から木々のすき間にのぞくまちの景色も楽しめます。

本堂と聖天堂と般若窟

本堂は五間四面で重層の護摩堂様式で建てられた、宝山寺でいちばん古い建物です。本尊は、宝山寺を中興した湛海律師が自ら作った不動明王像です。軒下には「阿修羅場」と書かれた額があり、東寺の学頭大僧正賢賀が明和5年(1768年)に書いたものといわれています。護摩祈祷はこの本堂で行われ、堂内は祈祷の煤の影響もあって暗く、中の様子はよく見えません。堂内には「宝山寺」と書かれた額もあり、寺ができる前に弘法大師が縁起のよい言葉として書いたものと伝わっています。その額がのちにこの寺へたどり着いたと考えると、不思議な縁を感じる話です。

瓦葺きの本堂の隣には、檜皮葺の聖天堂拝殿が建っています。棟や破風の数が多く、寺院建築としてはとても珍しい外観なので、少し離れた場所から屋根の重なりを眺めてみるのがおすすめです。手前が外拝殿、そのすぐ後ろが中拝殿で、いちばん奥が大聖歓喜天(聖天)を祀る聖天堂という並びになっています。拝殿はきらびやかな飾り灯籠で荘厳されていて、山のお寺とは思えないほど華やかです。

聖天堂の前で見ておきたいのが、歓喜天が持つ巾着をかたどった賽銭箱です。歓喜天の好物で、食べると身が清められるとされる大根の絵柄が彫られています。大根と巾着は聖天さまのお寺でよく見かける模様なので、境内のどこに描かれているか探しながら歩くのも楽しみのひとつです。本堂の少し手前には「天神」もあり、ゆかりのある牛の像がたくさん奉納されています。絵馬堂の絵馬には、心の文字と錠前を組み合わせた絵柄が描かれています。絵柄にはそれぞれ意味があるので、よく見て考えてから願いを書いてみてください。

本堂の後ろにそびえる岩壁が「般若窟」です。奈良県観光公式サイトの獅子閣特別公開の案内では、宝山寺は延宝6年(1678年)に宝山湛海が不動明王を祀って創建し、役行者や空海が修行したとされる般若窟という大きな岩壁に抱かれるように、本堂や聖天堂、多宝塔などのお堂が甍を連ねていると紹介されています。

般若窟には弥勒菩薩が安置されていますが、立ち入ることはできません。本堂の前から見上げると、お堂の屋根の向こうに大きな岩肌が迫っていて、山の中に開かれた修行のお寺だったことがよくわかります。3月第2日曜日には般若窟柴燈大護摩供も営まれます。

文殊堂から多宝塔と奥の院へ

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聖天堂にお参りしたあとは、さらに奥へ進んでみましょう。高台のお堂から多宝塔、奥の院まで、石段の道が山の上へと続いています。

高台に並ぶ3つのお堂と延命水

奈良県の「宝山寺:見どころ4〜6」では、聖天堂の奥にある階段を上がった先に「文殊堂」「常楽殿」「観音堂」の3つのお堂が続いていると紹介されています。文殊堂の本尊は、昭和の名仏師と呼ばれた松久朋琳の作の文殊菩薩騎獅像です。凛とした顔立ちが印象的で、文殊の知恵をいただいて学力の向上を願う人や、困ったときの知恵を借りたい人がお参りに訪れます。聖天堂の奥にある階段の下から文殊堂を見上げると、お堂の奥に文殊菩薩の姿がうかがえるのも見どころです。

常楽殿には、如意輪観世音菩薩坐像と吉祥天女、毘沙門天の3体が安置されています。いずれも商売の神様で、歓喜天と同じように商売繁盛を願う人が多く手を合わせる場所です。観音堂の本尊は、室町時代に作られた十一面観音菩薩立像で、琵琶湖の東の湖東から宝山寺へ来たのではないかといわれています。慈悲をいただくのはもちろん、良縁や安産を願う人も多いお堂です。

近代的な造りの常楽殿と、天保15年(1844年)に再建された観音堂を見比べると、時代による建築方法の違いがわかります。常楽殿の前に立って振り返ると、本堂や聖天堂が建ち並ぶ境内を見渡せるので、写真を撮るならこの場所がおすすめです。

観音堂の近くには、山から引かれた「延命水」と呼ばれる湧き水が流れています。いつも枯れることがなく、夏でも冷たくておいしい水で、飲むと健康長寿が得られるという言い伝えもある湧き水です。そば店の人がこの水をくんで帰ってそば打ちに使い、商売がうまくいったという話も伝わっています。山歩きのような参拝で疲れたら、ここでひと息つきましょう。

延命水の奥、観音堂の裏手には烏枢沙摩明王の像が安置されています。烏枢沙摩明王は、炎の力で便所の不浄を清めてくれる明王で、下の病気にもご利益があるとされています。便所には「怨霊や悪魔の出入り口」という考え方があり、その場所を炎で清浄にしてくれるのが烏枢沙摩明王という位置づけです。産後の肥立ちがよくなるように願う人や、男の子の誕生を願う人も多いお堂です。観音堂で安産を祈ったあとに、こちらで産後の母子の健康を祈るという回り方も紹介されています。

3つのお堂と延命水、烏枢沙摩明王はすべて近い場所にまとまっているので、本堂と聖天堂だけで帰らずに、少し足を延ばして回ってみてください。

多宝塔と奥の院への石段と開山堂

延命水のある場所から多宝塔へ向かう道の両側には、寄進されたお地蔵様が並んでいます。このあたりから多宝塔や奥の院へ続く道は木々に囲まれ、日中でも日陰になることが多い道です。ずらりと並ぶお地蔵様の中には観音菩薩の姿もまじっているので、探しながら歩くのも楽しみです。木の香りや木漏れ日を感じながら歩くと、宝山寺が山の中に建てられたお寺だということを実感できます。

今の多宝塔が建てられたのは昭和32年(1957年)です。湛海律師はこの場所にこそ多宝塔を建てるべきと考えていましたが、時期は将来にゆだねていました。それからおよそ300年をへて、故実にもとづいて建てられたのが現在の塔になります。本尊は、清らかな愛の成就を祈る愛染明王像です。奈良県観光公式サイトの宝山寺の紹介を見ると、多宝塔は毎月1日と16日、日曜と祝日に開扉され、西国愛染明王霊場の第14番札所にもなっている塔です。

奈良県の「宝山寺:見どころ7〜9」では、多宝塔から奥の院へ続く石段の両端にもお地蔵様がずらりと並び、途中には「大師堂」や「子安地蔵」のお堂があると紹介されています。見上げれば杉などの背の高い木々が茂り、山歩きの趣があります。一見すると険しく感じますが、奥の院までは10分もかからない道のりなので心配はいりません。途中の大師堂や子安地蔵のお堂にも手を合わせながら進みましょう。お地蔵様は一体ずつ顔立ちが違うので、ゆっくり眺めながら登るのもおもしろいところです。

石段を登りきると「奥の院本堂」に着きます。さらに奥の「大黒堂」からは、生駒の山からの景色を見渡せる場所です。

奥の院の近くには「開山堂」もあります。宝山寺を中興した湛海律師は正徳6年(1716年)1月16日に88歳で亡くなりました。明和6年(1769年)に建てられた開山堂には、湛海律師の木像が祀られています。開山堂の裏手の「開山廟」は、二世の湛清和尚が建てたものです。湛海律師はこの山で修行を続け、「生駒の生き仏」と呼ばれて今も多くの人に尊敬されています。

多宝塔から先は石段が続くので、歩きやすい靴で出かけるのがおすすめです。奥の院まで足を延ばすと、境内の入口のにぎわいとは違う静かな山のお寺の雰囲気を味わえます。

獅子閣の特別公開と宝山寺への行き方

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最後に、普段は中に入れない獅子閣の特別公開と、電車や車で宝山寺へ向かう方法を確認しておきましょう。ケーブルカーと参道も見どころのひとつです。

11月21日から3日間の獅子閣特別公開

奈良県観光公式サイトの獅子閣特別公開の案内では、2026年は11月21日から11月23日まで、国の重要文化財の獅子閣が特別公開されると告知されています。時間は9時から15時30分までで、受付は15時に締め切られます。料金は500円です。問い合わせ先は宝山寺(0743-73-2006)で、宮大工の吉村松太郎が設計し、明治17年に落慶した洋風客殿と紹介されています。

奈良県のコラム「明治に建てられた客殿重要文化財・獅子閣の魅力」では、獅子閣の見学は特別公開のときだけと案内されており、開催日時は宝山寺に問い合わせるよう呼びかけています。棟梁を務めた吉村松太郎は越後の出身で、聖天堂の再建のときに大工として働いていた人物です。獅子閣を建てるために横浜へ3年間留学し、そこで学んだ洋風建築の技術に宮大工の技とセンスを盛り込みました。外観や細かな装飾は洋風ですが、室内には和室も用意されています。

建物は総2階建てで、玄関の上と南側にはベランダがあります。玄関を入ってすぐは板の間の洋室で、正面から左側が和室という間取りです。2階へ続く階段はらせん状で、手すりや柱には細かな装飾がほどこされています。西洋の建物では石やレンガで表すことの多い装飾を、獅子閣ではすべて手彫りで仕上げている点も見どころです。つやのある漆喰の壁は人の手で磨かれていて、宮大工の丁寧な仕事ぶりがうかがえます。

洋室の奥には上がアーチ形になった窓と扉があり、扉には赤と青と緑の色ガラスがはめこまれているのも特徴です。色ガラスを通して外を眺めると、それぞれの窓が四季の景色を演出します。どの色にどの季節を感じるかは、見る人しだいです。

奈良県の「宝山寺:見どころ7〜9」でも、獅子閣は明治17年(1884年)に客殿(迎賓館)として建てられた擬洋風建築として取り上げられています。外見は洋館でも瓦屋根や漆喰の壁など日本的な部分が多く、室内には飾りのある柱や色ガラスの洋室がある一方で、床の間や和室もあります。洋と和の特徴がうまく混じり合った、全国的にも注目される建物です。公開は3日間だけなので、獅子閣を見たい人は日程に合わせて計画を立ててみてください。

生駒ケーブルと参道で向かう行き方

奈良県の「宝山寺:宝山寺周辺」では、生駒ケーブルは大正7年(1918年)に鳥居前駅と宝山寺駅の間が開通した、日本で最初の営業用ケーブルカーと紹介されています。鳥居前駅という名前は、開業したころ駅のすぐそばに宝山寺の一の鳥居が建っていたことに由来します。昭和4年(1929年)には、生駒山上遊園地の開業に合わせて宝山寺駅と生駒山上駅を結ぶ路線もできました。「ミケ」や「ブル」など、動物をかたどったユニークな車両が走っていることでも有名です。

近鉄生駒ケーブルの案内によれば、鳥居前駅は近鉄奈良線の生駒駅とけいはんな線の生駒駅から歩いてすぐの場所にあります。こどもの運賃はおとなの半額で、10円未満の端数は10円単位に切り上げます。12歳(中学生)以上はおとなの運賃、小学生はこどもの運賃です。1歳以上6歳未満の幼児は、乗車券を持つ6歳以上の人と一緒なら2人まで無料になります。時刻表は近鉄のホームページで確認しましょう。生駒ケーブルの問い合わせ先は0743-73-2121で、団体券の申し込みや状況に応じた臨時運転にも対応しています。

宝山寺みその公式ホームページのアクセス案内では、ケーブル線は1時間に3本、20分ごとに発車し、鳥居前駅から約6分で宝山寺駅に着くと案内されています。宝山寺駅からは歩いて10分ほどで境内です。奈良市観光コンシェルジュの宝山寺のページでは、近鉄奈良線の奈良駅から生駒駅までは約20分とされているので、奈良市内の観光と組み合わせることもできます。

帰りは参道を歩いて下るのもおすすめです。奈良県の「宝山寺:宝山寺参道」では、宝山寺から近鉄生駒駅まではおよそ1.5kmの参道が続き、道の両側には桜の木が植えられていると紹介されています。参道沿いの門前町は、大正の初めから昭和の中ごろにかけて料理旅館や土産物店が軒を連ね、大阪や京都からの参拝客でにぎわいました。今は静かになった街並みにも情緒があり、料理旅館だった建物を改装したお店からは、山下のまち並みや夜景を楽しめます。

X上でも、参道の長さと街並みを楽しんだという声があります。

木曜は朝一番に生駒 宝山寺へお参りしてきました♪(中略)お寺までの旧い街並みと参道の長さに納得!次はカメラを持ってゆっくり来たい。
(招杜羅さんの投稿)

行きはケーブルカーで上り、帰りは参道を歩いて門前町の雰囲気を味わうと、宝山寺の参拝をより深く楽しめます。

宝山寺の見どころのまとめ

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宝山寺の見どころと、2026年の獅子閣特別公開、行き方を6つのポイントに整理しました。出かける前に、行きたいお堂と公開日を確かめておきましょう。

  1. 宝山寺は湛海律師が中興した「生駒の聖天さん」で、毎月1日と16日が縁日
  2. 拝観は無料で、4月から9月は8時から16時30分、10月から3月は8時から16時まで
  3. 一の鳥居は二の鳥居より本堂に近く、地蔵堂には双子と伝わる融通観音がある
  4. 本堂の隣に聖天堂が建ち、背後には役行者や空海が修行したとされる般若窟がそびえる
  5. 多宝塔の愛染明王は毎月1日と16日、日曜と祝日に開扉され、奥の院までは10分もかからない
  6. 獅子閣は2026年11月21日から23日まで特別公開され、生駒ケーブルは鳥居前駅から約6分

山の中腹に広がる境内は石段が多いので、時間と体力に余裕を持って、ケーブルカーと参道の両方を楽しんでみてください。

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この記事を書いた人

歓喜天の由来、信仰、文化について、資料を確かめながら記録しています。

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